プラスチック床材は住宅・オフィスなど広い範囲で使用されている。タイルとシートに大別され、タイルタイプにはコンポジションタイルとホモジニアスタイルの2種類が、シートタイプにはクッションフロア、インレイドシートなどがある。コンポジションタイルと一般床シートは主に学校、オフィスなどで使用され、ホモジニアスタイルとインレイドシートは店舗、クッションフロアは住宅で主に使用されている。
日本プラスチック工業連盟が発表した統計によると、平成17年のプラスチック床材生産量は12万8488トン。16年の14万3498トンから1万5010トンほど生産量が減少し、対前年比89.5%となっている。業界は住宅建設件数に大きく需要が影響されるが、景気の回復に伴い、新規住宅戸数は増加しているため、プラスチック床材が複合フローリングやタイルカーペットなど他の素材に市場を脅かされ、苦戦していることが原因と見られる。
今後は新素材の開発だけでなく、色やデザインといったファッション性も重視した高付加価値製品を発売し、他の床材から需要を取り戻したいところ。そのためにはニーズの高い防滑性・抗菌性などに優れた商品の開発が急がれる。
また業界ではリサイクル製品の生産に積極的に取り組んでいる。塩ビ床材メーカー8社で構成するインテリアフロア工業会は、平成15年から全社共同でリサイクルに着手。新築現場から排出された塩ビ床材の施工端材や余材を分別回収し、粉砕処理した後に各社の工場で床材にリサイクル。床材から床材へ再生する水平リサイクルとして注目を集めている。
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